ヨハネ13:12〜20 「互いに愛し合いなさい」
13節「あなたがたはわたしを先生とも主とも呼んでいます。あなたがたがそう言うのはよい。わたしはそのような者だからです。」
イエス様は「主」として弟子たちの足を洗い、「その愛を残るところなく示され」ました(1)。また同時に「先生」として人を真実に愛することの「模範」を示されました(15)。人を真実に愛するとは、自分の立場を捨て・自分を犠牲にしてでも貫くことです。方法論やテクニックではありません。
私たちは、つい「すべき」の論理で物事を考えがちです。「私がしたのから、あなたもすべきだ」とお返しを求めてしまいます。それに対して、イエス様は与えるだけの愛を示しました。愛するとは、「すべき」の理屈を超えることでしょう。
しかし「イエス様のように愛すべきだ」と受け止めてしまっては、本末転倒です。まず私たちがイエス様の愛をさらにわかるようになることです。その範囲で、イエス様を模範として愛そうとするのです。完璧にすることは求められていません。愛することは義務ではなく、イエス様に愛されていることへの応答です。
どうか日々の歩みの中で、イエス様の愛をさらに知ることができますように。また愛することをあきらめてしまうのでなく、挑戦する勇気が与えられますように。