ヨハネ14:8〜24 「ともにおられる助け主」
14節「あなたがたが、わたしの名によって何かをわたしに求めるなら、わたしはそれをしましょう。」
イエス様との別れが近づいていました。不安なピリポは「父を見せてください」(8)と願い、神様との視覚的な関係にこだわります。しかしイエス様は「信じなさい」(11)と語り、目には見えなくても神様を信じる世界へと導きます。
イエス様は弟子たちに祈りを与えました。「わたしの名によって求めることは何でも、それをしましょう。」(13) 祈りは孤独な世界ではありません。私が祈る時、イエス様は私の祈りを神様に伝えてくださいます。父なる神様も、イエス様において私たちと共におられます(20)。また「もうひとりの助け主」(16)と呼ばれる聖霊は、私たちが神様を信じ続けられるように助けてくださいます。祈りは、三位一体の神様が「あなたと共にいる」と幾重にも語りかけてくださる交わりなのです。
神様は、私たちが互いに愛し合うことにより(13:34)、神様を愛することを求めておられます。言うは易く行うは難しです。真剣になればなるほど、できない自分を思い知らされます。しかし、そうやって途方に暮れる私たちが、「祈って求めよ」と招かれています。
主よ、祈りにおいて「わたしだ」と語りかけてくださる恵みに感謝します。愛するより愛されることを願う私を助け導いてください。