ヨハネ17919 「みもとにまいります」

 


 15節「彼らをこの世から取り去ってくださるようにというのではなく、悪い者から守ってくださるようにお願いします。」


 

 イエス様は、この世において神の愛を宣べ伝える“宣教の働き”を担うバトンを弟子たちに渡そうとされ、そのために熱心に祈られました。

 宣教とは、私の人生を共に生きてくださるお方、イエス・キリストを紹介することです。しかし世はイエス様とその弟子たちを受け入れず、かえって憎みます(14)。だからこそイエス様は「彼らを…悪い者から守ってくださるようにお願いします」と祈られました(15)

 宣教の働きは、軽いバトンではありません。世からの拒否反応があります。福音を語ることへのためらいがあります。自分のことでも精一杯です。しかし、私たちがこの働きのバトンを受けることは、イエス様がお決めになったプランであることを心に留めたいのです。イエス様のプランである以上、どこかに勝算はあるはずです。私たちにも可能性があるはずではありませんか。

 イエス様はみことばによって、私たちを神の聖さの中に保ってくださいます(11)。私たちは暗さに囲まれていますが、みことばによって『外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされる』のです(Ⅱコリント4:16)。私たちはみことばで聖め別たれ(19)、みことばを携えて世に派遣されているのです(18)。この私が用いられる不思議さに戸惑いつつ、信じて一歩を踏み出したく願います。