出エジプト記12章1〜51節
「エジプト脱出」
神様はついに10番目の災いをくだされた。エジプト人の家では、人から家畜に至るまですべての初子の命が失われた。エジプト全土は泣き叫ぶ声で満ちた。エジプト人たちはイスラエル人に贈り物を渡して追い出した。
神様は10の災いをエジプト全土にもたらすことにより、エジプト中が一致してイスラエルの神を恐れるようにされた。また同時に、全イスラエルはこれらの災いから自分たちだけが特別に守られることを通して、神様が自分たちをエジプトから連れだそうとしておられることを知った。徒歩の男子だけで60万人、女性や子どもも合わせれば200万人にもなる大集団である。神様はこれだけの大集団を一挙に解放させるために、偉大な奇跡をなさったのである。このような偉大な救い主が、私の主でいてくださる。そう思うと勇気が出てくる。
神様はイスラエルの民に「わたしのために祭りをさせよ」とお命じになった(5:1)。祭りとは、神様の出来事を感謝し喜ぶことである。私たちが日々すべきことは、神様を喜ぶことである。神様はあなたの救い主であり、あなたの人生に関わっておられる。私たちは、先のことを案じるあまり、必要以上に心配したり不安になったりしてしまう。しかし出エジプトの奇跡をなさったお方が救い主であられる。神様の偉大な力を信じて、与えられている今日・明日を神様を喜んで生きる者でありたい。
「この日は、あなたがたにとって記念すべき日となる。あなたがたはこれを主への祭りとして祝い、代々守るべき永遠のおきてとして、これを祝わなければならない。」(14)