第一ヨハネ4章11〜21節
「愛には、恐れがない」
「神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです。」(11) 互いに愛し合うことは、イエスが私たちにくださった「命令」(21)です。ただし、この命令は刑罰を伴うものではありません(18)。神に愛される時、その愛に応えて、この命令を守る意思と願いをもつようになるのです。
「神は愛です。」(16) 神は、どれほど私たちを愛しておられるでしょうか。「神はその人のうちにおられ」(15)。イエスを信じる者の中に、神はとどまり続けてくださる。私たちは、自分の手でイエスを外に追い出すようなことをしてしまいますが、それでもイエスはとどまり続けてくださいます。さらに、「その人も神のうちにいます」(15)。私たちは現実において、神から離れることを繰り返してしまいますが、イエスはそんな私たちを「あなたはわたしのものだ。神の子だ。あなたは、わたしのうちにいる」と見てくださる。イエスを死に渡して私たちを愛された神は、何があっても私たちを見捨てないと一方的に決意されたのです。
「愛には恐れがありません。全き愛は恐れを締め出します。」(18) 「締め出す」とは、外に投げ捨てることです。全き愛であるイエスが私たちの心にお入りくださり、何度でも神の愛を光り輝かせてくださって、私の心から様々な恐れを投げ捨ててくださる。私たちはイエスのおかげで赦されており、神のあらゆる刑罰を免れる者とされています。神の愛のうちにいることができますように。
【聖書】19節「私たちは愛しています。神がまず私たちを愛してくださったからです。」